S54 機械 行正 隆俊
昨年末11月15日、京都鉄道博物館とF1のコラボイベント「レーシング&レールウェイ ヒストリー」に行ってきました。鉄道博物館とホンダの人がたまたま話しているうちに、コラボしようという事になったみたいです。
新幹線が開通したのが1964年、ホンダがF1(世界のモータースポーツの頂点のレース)に初参戦(勿論日本初)したのも同年。ということで、初代ひかり号の0系車両と、F1デビュー時の車両RA-272が一緒に展示されています。そして、新幹線の高速化が進み、500系車両と、1987年日本人初のF1ドライバー、中嶋悟が乗車したロータス99Tが並んで展示されました。何れも高速化に伴う技術を搭載したもので、両方ともアクティブサスペンション機構が採用されているのが特徴です。
私にとっては、日本初のF1車両を見る事が第一目的です。何事も初挑戦は難しいものです。それに挑んだ計開発部隊が、エンジンも車体も設計開発を行った車両です。現在のF1に比べて非常にシンプルです。
元々このRA-272は、動態保存され、時々デモンストレーションで走るときがありましたが関東の方で見る事をあきらめていたのですが、今回の機会を得て、学にいきました。見どころはRA-272のエンジンですがカウルに覆われていまして詳細には見られなかったのが残念。ただカウルの隙間から「HONDA」のロゴが入ったV型12気筒1500ccのDOHCエンジンが横置きに置かれている(レース用車両ではほぼ見られないレイアウトです)部分を写真に撮ることが出来ました。この辺りはマニアでないと見ないです。本当はホンダミュージックと謳われた甲高いきれいなエンジン音が聞けると良かったのですが。0系のひかりは幼稚園の頃の月刊誌から見ていて、自由画の授業では、阪急電車か新幹線を書いていたのを覚えています。
ロータス99Tは、中島悟さんがF1デビューした時の車です。最新の技術であったアクティブサスペンションを載せています。ドライバーから見たら搭載されたアクティブサスペンションは余りありがたくなかったみたいで故障が多くうまく機能していなかったそうです。これはロータスレーシングチームで開発された車ですが、ロータスのオーナー、コーリンチャップマンはぎりぎりを狙うのが好きな人で、軽量化など極限まで追求するのでドライバーは非常に怖い思いをすることで有名なチームです。後日中嶋悟さんが鉄道博物館に来てトークショーをやったときに聞きました。500系車両はアクティブサスペンションで横揺れを抑えるのに開発されたそうです。私は先頭車両の長い鼻の方が興味がありました。トンネルの中でのすれ違い時の空気の乱れを抑えるためにそうなったようです。大型船舶の底部の先端についている波消しのコブを応用したら、もう少し花の長さを短くできるのではないかと思っていました。
子供の頃からの見たかったモノがこの歳(69才)で適えられ、非常に満足な1日でした。マメに調べるとこんなイベントにひっかかる事もあり、人生が楽しくなります。





